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【内部統制強化】JPX不祥事予防ハンドブックの要点と経理実務の再発防止策

Sato|元・大手監査法人公認会計士が教える会計実務!

Sato|公認会計士|
あずさ監査法人、税理士法人、上場会社経理、コンサルファームを経て独立。
IPO支援・M&A及び上場会社経理業務を専門とし、企業の成長を財務面からサポート。
このブログでは、実務に役立つ会計・税務・株式投資のノウハウを分かりやすく解説しています。
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こんな方におすすめ

  • 決算・監査対応を行う経理実務担当者
  • 内部統制の仕組みを強化したいCFO
  • 不祥事予防に関心がある経営企画担当者
  • グループ会社の管理体制を見直したい方
  • J-SOX対応の実効性を高めたい責任者

はじめに:なぜ今、内部統制の抜本的な強化が求められているのか

企業の不祥事は、一夜にして長年築き上げた市場からの信頼を失墜させ、企業価値を大きく毀損する恐ろしい災害のようなものです。このような事態を未然に防ぐため、2026年1月14日、日本取引所自主規制法人(以下、JPX)より「内部統制強化・不祥事予防に向けたハンドブック-体系化した再発防止策から学ぶ着眼点-」が公表されました。本ハンドブックは、実際に不祥事が発生した上場会社が公表した膨大な「再発防止策」を、原因や目的ごとに体系化し、実務における着眼点を整理した極めて実践的な資料です。

公認会計士や組織内会計士を含む専門家からも高い評価を受けており、2026年1月20日には日本公認会計士協会からも、本ハンドブックの有用性を周知するアナウンスが行われました。内部統制とは、よく「自動車のブレーキ」に例えられます。企業が売上や利益を追求するエンジンをフル稼働させるためには、いざという時に確実に作動する強力なブレーキが不可欠です。ブレーキが壊れたままアクセルを踏み込めば、いずれ取り返しのつかない大事故を引き起こします。

本記事では、日々数字と向き合い、決算や監査の対応に追われる経理実務担当者やCFO、経営企画の皆様に向けて、このハンドブックから得られる実務上の貴重な教訓と、明日から自社で活用できる再発防止策の具体例を詳しく解説してまいります。

JPX公表「内部統制強化・不祥事予防向けハンドブック」の全体像

本ハンドブックの最大の特徴は、不祥事の「結果」ではなく「原因」に深く着目し、それに対応する再発防止策を網羅的にリストアップしている点にあります。不祥事対応として策定される再発防止策は、第三者委員会の厳しい調査や提言を経て策定されるものであり、組織の病巣を根本から治療する「抜本的な手術」のようなものです。したがって、現在不祥事が発生していない健康な会社にとっても、自社の免疫力を高め、体質改善を図るための最良の予防医学(ケーススタディ)となります

本資料は、日本取引所グループの公式サイト内の「新規上場会社・上場会社の適格性の維持」という自主規制に関するセクションから、閲覧用および印刷用のPDFファイルとして誰でも無料でダウンロードすることが可能です。

ハンドブックの主な内容と対象者

本ハンドブックは、企業の規模や業種を問わず、広く活用されることを想定して構成されています。以下の表に、その主な内容と想定される読者層を整理しました

項目詳細内容
公表の目的不祥事が発生した会社の再発防止策を体系化し、上場会社の中長期的な企業価値向上を支える内部統制の強化に役立ててもらうこと。
主なコンテンツ体系化された再発防止策のポイント解説、各分野の第一人者による不祥事予防に関するコラム、JPX各部門による実務上の留意点解説。
分類のアプローチ不祥事が発生した「原因」に基づく分類と、その「目的」に基づく分類の二つの視点から再発防止策を整理。
想定される活用シーン自社の内部統制が十分なものであるかを再点検し、その強化・再構築を検討・実施する際の実務ガイドラインとして活用。
主な対象者内部統制システム整備を推進する役員・責任者(CFO等)、社外取締役、監査役、管理部門・内部監査部門の担当者、上場準備企業。

不祥事を引き起こす8つの根本原因

ハンドブックでは、不祥事の原因を多角的に分析し、以下のような主要因を挙げています。実務の現場では、これらの要因が単独で存在するのではなく、複雑に絡み合って重大な不正に発展するケースがほとんどです。

原因の分類概要と実務の現場で潜むリスク
1. コンプライアンス意識の欠如経営陣や従業員の倫理観が薄れ、「売上さえ上がれば多少のルール違反は許される」という危険な風土が蔓延している状態。
2. 監査機能の不備(監査役等)監査役会や監査等委員会が形骸化し、経営陣の暴走に対する牽制機能(ストッパー)が全く働かない状態。
3. 内部監査の実効性欠如内部監査部門の人員不足や独立性の低さから、現場の不正の芽を早期に発見し、是正勧告を行う力がない状態。
4. 会計監査人とのコミュニケーション不全監査法人に対して不都合な事実を隠蔽する、あるいは会計方針について十分な協議を行わず、後から重大な指摘を受けるリスク。
5. グループ会社の管理体制の不備子会社に権限を委譲しすぎた結果、親会社のガバナンスが及ばなくなり、密室で不正な取引が行われる状態。
6. 会計知識等の欠如・不足営業部門などの現場社員が、正しい収益認識のルールを理解せずに、独自の解釈で売上を計上してしまうリスク。
7. 不適切な予算策定・予算管理達成不可能な過大なノルマが現場に課され、プレッシャーに耐えかねた社員が不正な会計処理(架空売上など)に手を染める要因。
8. 管理部門・業務プロセスの脆弱性人手不足やシステムの不備により、入出金などの重要な業務において複数人での確認(ダブルチェック)が機能しない状態。

次章では、これらの中で経理実務担当者やCFOに特に深く関わる原因に焦点を当て、そのメカニズムと具体的な対応策を深掘りしていきます。

原因別に見る実務上の着眼点と再発防止策(具体的な事例と仕訳による解説)

不祥事は「特定の誰か」の悪意だけで起こるものではありません。多くの場合、組織の仕組みやルールの隙間(脆弱性)が引き金となります。ここでは、実務に即した具体的なシチュエーションを交えながら解説します。

1. 不適切な予算管理プロセスがもたらす悲劇(過大なノルマと架空売上)

私が公認会計士として様々な企業の監査現場に立ち会ってきた中で、最も胸を痛めるのは、本来は真面目で会社思いの社員が、過酷な予算達成の重圧に耐えかねて不正に手を染めてしまうケースです。これは個人の資質の問題というよりも、組織の「不適切な予算策定・予算管理プロセス」という構造的な欠陥が生み出した悲劇と言えます。

「今期の目標にあと5,000万円足りない。何とかして今月中に売上を作れ」という経営トップからの過度なプレッシャーは、現場の判断力を奪います。その結果、まだ出荷していない商品や、そもそも実体のない取引について売上を前倒しで計上してしまう「架空売上」が発生します。

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【再発防止策の着眼点】

  • トップダウンとボトムアップの融合: 経営層からの一方的な目標の押し付けではなく、現場の市場環境やリソースを反映した「実現可能な予算」を策定する仕組みを構築すること。
  • 業績評価体系の抜本的見直し: 売上高や営業利益といった財務指標だけでなく、コンプライアンスの遵守状況や業務プロセスの改善提案など、非財務指標も評価に組み込むこと。

【設例と仕訳による解説:架空売上の発生と訂正】

営業部門が期末の売上目標を達成するために、翌期に出荷予定の商品について、当期末に架空の売上を計上したとします。

誤った仕訳(不正発生時の現場の処理)

借方勘定科目金額貸方勘定科目金額
売掛金50,000,000売上高50,000,000

後日、経理部門の月次決算チェックや、監査法人による売掛金の確認手続き(残高確認)によってこの事実が発覚した場合、直ちに訂正仕訳を行い、実態を正しく反映させなければなりません。

正しい訂正仕訳(経理部門による修正)

借方勘定科目金額貸方勘定科目金額
売上高50,000,000売掛金50,000,000

このような訂正は、単なる数値の修正にとどまりません。不正の事実が発覚すれば、監査法人からの心証は著しく悪化し、追加の監査手続きによる決算スケジュールの遅延を引き起こします。さらに、事業計画の実現可能性そのものに疑義が生じるため、税効果会計における繰延税金資産の回収可能性の見直し(将来の課税所得の見積りへの悪影響)など、決算全体に深刻な波及効果をもたらします。業績計画が達成できないと判断されれば、計上していた繰延税金資産を一気に取り崩すよう監査上の指摘を受けるリスクが高まります。こうした処理は、経営成績を適切に表示するという会計基準の根幹に関わる重要な手続きです(企業会計原則 一般原則 Ⅰ 真実性の原則)。また、過去の財務諸表における誤謬が発見された場合には、影響の重要性に応じて過去の財務諸表の修正再表示を行わなければなりません(会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準第17項)。

2. 会計監査人等とのコミュニケーション不全

不祥事が長期間にわたって隠蔽される背景の一つに、「会計監査人とのコミュニケーション不全」が挙げられます。一部の企業では、監査法人を「決算を通すための敵」や「単なる書類の承認者」と見なす傾向がありますが、これは大きな間違いです。監査法人は、企業の健康状態を客観的に診断してくれる「主治医」であり、健全な会社経営のための「パートナー」として位置づけるべきです。

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【再発防止策の着眼点】

  • 適時・適切な情報共有の徹底: ビジネスモデルの変更や新規事業の立ち上げ、あるいは社内で発生した小さな業務トラブルであっても、隠さずに早期に監査法人と協議する体制を整えること。
  • 三様監査の連携強化: 監査役(または監査等委員会)、内部監査部門、そして会計監査人が定期的に会合を持ち、それぞれが把握したリスク情報を共有する仕組み(三様監査の連携)を制度化すること。監査役等は、会計監査人から監査上の主要な検討事項(KAM)や内部統制の不備について適時報告を受け、実効性のある対応を協議することが極めて重要です(監査基準委員会報告書260「監査役等とのコミュニケーション」第10項)。

3. グループ会社管理と管理部門の脆弱性

M&A(企業の合併・買収)などで事業を急拡大する企業にとって、「グループ会社の管理体制の不備」や「管理部門の脆弱性」は致命的なアキレス腱となります。買収した子会社の独立性を重んじるあまり、親会社の経理部門の目が行き届かなくなり、結果として子会社内で不適切な資金流用や経費の水増し請求が横行するケースは後を絶ちません。

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【再発防止策の着眼点】

  • 経理機能の集約・標準化: グループ全体で統一された会計方針や業務マニュアルを整備し、可能であればシェアードサービス(グループ内の間接業務を一つの拠点に集約すること)などを活用して、業務のブラックボックス化や属人化を排除すること。
  • ローテーション制度の導入と職務分離: 同一の担当者が長期間にわたり特定の業務(特に入出金管理などの現金預金業務)を一人で担当することを厳格に禁止し、定期的な人事異動や業務のローテーションを実施すること。また、発注者と支払承認者を必ず分ける「職務分離」を徹底することで、業務プロセス上の不備が放置されるリスクを大幅に低減できます。

監査対応と内部統制の二つの視点:会社法と金融商品取引法(J-SOX)

不祥事予防の仕組みを構築する上で、経理実務担当者やCFOは「内部統制」という概念を、その根拠法に基づく二つの異なる視点から正確に理解しておく必要があります

内部統制とは、「業務の有効性及び効率性」「財務報告の信頼性」「事業活動に関わる法令等の遵守」「資産の保全」という4つの目的を達成するために、経営者をはじめとする企業内のすべての者によって遂行される一連のプロセスを指します(財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準 Ⅱ.内部統制の基本的枠組み 1.内部統制の定義)。これを日本の法律の要請に当てはめると、主に「会社法」と「金融商品取引法(J-SOX)」の二つのフレームワークに分かれます。

比較項目会社法に基づく内部統制金融商品取引法に基づく内部統制 (J-SOX)
主な目的健全な会社経営のため(リスク管理・法令遵守)投資家保護のため(財務報告の信頼性確保)
対象範囲会社経営全般のリスク管理、コンプライアンス体制を含む広範な領域財務報告(決算書等)の作成プロセスに特化した領域
根拠となる法律会社法(第362条等)金融商品取引法(第24条の4の4等)
対象となる会社取締役会を設置する大会社など全ての上場企業(および上場準備企業)
報告・提出先株主総会(事業報告に記載)内閣総理大臣(金融庁へ内部統制報告書を提出)
主な監査主体監査役、監査等委員会、監査委員会公認会計士または監査法人

会社法が求める内部統制(コンプライアンスと全体最適)

会社法が求める内部統制は、「会社経営全般のリスク管理・コンプライアンス体制」の確保を主眼としています。取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制整備が求められます(会社法第362条第4項第6号)。不祥事を予防するための倫理規程の整備や、ハラスメント・不正を匿名で通報できる内部通報制度の運用などは、まさにこの会社法上の内部統制の領域です。ここでは、企業全体がいかに健全に運営されているかが問われます。

金融商品取引法が求める内部統制(J-SOXと財務報告の信頼性)

一方、金融商品取引法(J-SOX)に基づく内部統制は、「財務報告の信頼性」を確保することに特化しています。投資家が安心して株式を売買できるよう、決算書に嘘偽りがないことを保証する仕組みです。経理部門による日々の仕訳入力時の上長承認プロセス、ITシステムへの適切なアクセス権限管理、決算整理事項のチェックリストの運用などは、J-SOX対応の核心部分です。この評価結果は「内部統制報告書」としてまとめられ、監査法人の監査を受けた上で開示されます(金融商品取引法第24条の4の4)。

このように、二つの法律は異なる視点で内部統制の構築を求めていますが、実務の現場ではこれらをサイロ化(縦割り)するのではなく、シームレスに連携させることが極めて重要です。JPXのハンドブックが示す「原因ごとの再発防止策」は、会社法上のガバナンス改革(経営陣の意識改革や監査役の機能強化)と、J-SOX上の業務プロセス統制(現場のダブルチェックの徹底など)の双方に同時にアプローチする内容となっており、実務に落とし込む際の素晴らしい羅針盤となります。

E-E-A-Tを高める視点:公認会計士の現場経験から見える「不正のトライアングル」と企業風土

私はこれまで公認会計士として、数多くの企業の監査現場に立ち会い、時には不正が発覚した直後の緊迫した修羅場にも直面してきました。会議室に重苦しい空気が漂う中、担当者が涙ながらに「営業部門からの強い要請があり、断りきれなかった」「会社のため、予算を達成するためにはこれしかなかった」と語る姿を何度も目の当たりにしてきました。

不正は、米国の犯罪学者ドナルド・クレッシーが提唱した「不正のトライアングル」の理論の通り、「動機・プレッシャー(過大なノルマ)」「機会(チェック体制の甘さ)」「正当化(会社のためという思い込み)」の3つの要素が揃った瞬間に発生します。

このとき痛感するのは、内部統制の欠陥とは、単なる「マニュアルの不備」や「システムのバグ」ではなく、真面目に働く従業員の人生をも狂わせてしまう極めて罪深いものであるということです。経営トップが発する過度なプレッシャーという「動機」を与え、管理部門の脆弱性という「機会」を放置すれば、どのような人間であっても過ちを犯すリスクがあります。

だからこそ、経理部門や内部監査部門は、こうした不正の芽を摘む「最後の砦」なのです。日々の地道な伝票チェックや、耳の痛い指摘を現場に行うことは、決して嫌がらせではなく、従業員を守り、会社を守るための崇高な業務です。JPXのハンドブックに記載されている数々の再発防止策の裏には、こうした「二度と同じ悲劇を繰り返さない」という各社の切実な願いが込められていることを、実務担当者の皆様にはぜひ感じ取っていただきたいと思います。

まとめ:中長期的な企業価値向上に向けて経理担当者が担うべき役割

JPXが公表した「内部統制強化・不祥事予防に向けたハンドブック」は、単なるお堅いルールブックではありません。他社の痛みを伴う失敗から学び、自社の組織風土や業務プロセスを根本から見直すための、極めて実践的な処方箋です

経理実務担当者やCFOの皆様には、このハンドブックを「監査対応のための単なるチェックリスト」として終わらせるのではなく、経営層や事業部門と対話をするための「共通言語」として大いに活用していただきたいと思います。透明性の高い財務報告と堅牢な内部統制は、投資家からの絶対的な信頼を獲得し、ひいては企業の中長期的な価値(株価やブランド力)を向上させるための最強の武器となります

自社のコンプライアンス意識の現状や、業務プロセスに潜む脆弱性に真摯に向き合い、平時から着実な予防策を講じることが、企業の持続的な成長を支える盤石な基盤となるのです。本記事が、皆様の会社の内部統制強化の一助となれば幸いです。

よくある質問(Q&A)

JPXの「内部統制強化・不祥事予防に向けたハンドブック」はどこで入手できますか?

日本取引所自主規制法人(JPX)の公式ウェブサイト内の「自主規制」セクションから、閲覧用および印刷用のPDFファイルが無料でダウンロード可能です。紙媒体の冊子での配布は行われていないため、サイトから直接データを取得してください。

現在不祥事を起こしていない会社であっても、このハンドブックを読む意味はありますか?

はい、大いに意味があります。本ハンドブックに記載されている「再発防止策」は、第三者委員会の厳しい調査を経て構築された抜本的な内部統制の強化策です。これを自社の現状と照らし合わせることで、潜在的なリスクの発見や、既存の業務プロセスの改善(予防医学)に役立てることができます。

経理・財務部門として、ハンドブックの中で特に注目すべき項目はどれですか?

特に「原因7:不適切な予算策定・予算管理プロセス」「原因8:管理部門・業務プロセスの脆弱性」「原因6:会計知識等の欠如・不足」の3点は経理実務に直結します。架空売上の発生メカニズムや、相互牽制(ダブルチェック)が働かないことによる横領リスクなど、日々の決算業務を見直す上での重要な着眼点が得られます。

会社法に基づく内部統制と、J-SOX(金融商品取引法)に基づく内部統制は何が違うのですか?

会社法は「会社全体の健全な経営やコンプライアンス」を目的とし、取締役会設置会社の大会社などを対象としています。一方、J-SOXは「財務報告の信頼性の確保」に特化しており、上場企業を対象としている点が大きな違いです。これら両輪を適切に機能させることが不祥事予防に繋がります。

不祥事予防のために、会計監査人(監査法人)とどのように付き合うべきですか?

会計監査人を「監査を通すための敵」ではなく、自社のガバナンスを高める「主治医・パートナー」として捉えることが重要です。懸念事項や小さなミスであっても早期に情報共有し、適時適切なコミュニケーションを図ることで、重大な不正や会計上の誤謬を未然に防ぐことができます。

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