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簿記3級と英語力はなぜ最強?外資系・グローバルキャリアを実現する戦略

Sato|元・大手監査法人公認会計士が教える会計実務!

Sato|公認会計士|
あずさ監査法人、税理士法人、上場会社経理、コンサルファームを経て独立。
IPO支援・M&A及び上場会社経理業務を専門とし、企業の成長を財務面からサポート。
このブログでは、実務に役立つ会計・税務・株式投資のノウハウを分かりやすく解説しています。
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こんな方におすすめ

  • 簿記3級の次のステップに悩んでいる方
  • 英語を活かしてキャリアアップしたい方
  • 外資系企業や海外で働いてみたい方
  • 自分の市場価値を高めたいと考えている方
  • 英文経理という仕事に興味がある方

はじめに:2つの「言語」を操る人材が、これからの時代を勝ち抜く

グローバル化が加速する現代のビジネスシーンにおいて、2つの「言語」を自在に操れる人材の価値が、かつてないほど高まっています。一つは、世界中のビジネスコミュニケーションの基盤である「英語」。そしてもう一つが、あらゆる企業の経済活動を記録し、その成績を物語る「会計(簿記)」です 。  

公認会計士として、私はこれまで多くのグローバル企業や外資系企業の財務を見てきました。そこで確信したのは、これら2つのスキルは、単なる足し算(1+1=2)ではなく、掛け算(1×10=10)のように、あなたの市場価値を飛躍的に高めるということです 。  

「簿記3級だけでは、大きなアピールにはならないのでは?」 「英語は得意だけど、専門性がない…」

もしあなたが今、そう感じているなら、この記事はまさにあなたのためのものです。この記事では、簿記3級という会計キャリアの確かな第一歩と、英語力というグローバルな翼を組み合わせ、外資系企業や国際的なキャリアパスという大空へ羽ばたくための、具体的かつ実践的な戦略を、公認会計士の視点から徹底的に解説します。

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簿記3級最短合格シリーズ(全10回)について、これまでに記載した記事はこちらになります。

なぜ「簿記3級×英語力」は最強の組み合わせなのか?

この組み合わせが「鬼に金棒」である理由は、ビジネスの根幹をなす2つの要素を同時に満たすからです。

  1. 会計知識:ビジネスの構造を理解する力 簿記3級で学ぶ知識は、企業の財政状態を示す「貸借対照表(B/S)」や、経営成績を示す「損益計算書(P/L)」を作成・読解するための基礎です 。これは、企業の健康状態を診断するためのカルテを読むスキルであり、経理職はもちろん、営業やマーケティングなど、あらゆる職種で求められる「ビジネスの共通言語」です 。  
  2. 英語力:グローバルな舞台で活躍する力 言うまでもなく、英語は国際的なビジネスシーンにおける公用語です。海外の取引先との交渉、本国へのレポーティング、最新の海外情報の収集など、グローバルな環境で働く上で英語力は不可欠です 。  

この2つを兼ね備えた人材は、「ビジネスの構造を理解し、それをグローバルな舞台で説明・活用できる人材」として、極めて希少価値が高くなります。事実、経理の実務能力と高い英語力を併せ持つ人材は、転職市場において常に需要が高く、一般的な経理職よりも高い年収が期待できるのです 。  

「簿記3級×英語力」で開く4つのキャリアの扉

では、具体的にどのようなキャリアの可能性が広がるのでしょうか。ここでは代表的な4つの扉をご紹介します。

扉1:外資系企業の経理・財務部門

外資系企業は、日系企業とは異なるカルチャーと業務プロセスを持っています。特に経理部門では、その違いが顕著に現れます 。  

  • スピード感のある月次決算: 本国への迅速なレポーティングのため、月末から数日で決算を締めることが求められます 。  
  • 国際会計基準(IFRS/US GAAP)への対応: 日本の会計基準だけでなく、国際的な会計ルールに則った処理が必要です 。  
  • 英語でのコミュニケーション: 本国の担当者とのメールや電話会議、英語でのレポート作成が日常業務となります 。  

これらの業務には、まさに簿記の知識と英語力が不可欠です。外資系企業は即戦力を求める傾向が強いですが、「簿記3級」の知識があり、ビジネスレベルの英語力があれば、未経験からでもポテンシャルを評価されて採用されるケースは少なくありません 。  

扉2:グローバル展開する日系企業

海外に子会社を持つ日系企業や、海外との取引が多い商社などでも、このスキルセットは絶大な力を発揮します。海外子会社の財務状況を把握し、それらを日本の本社と連結させる「連結決算」業務では、英語で書かれた財務諸表を正確に読み解く能力が必須となるからです 。  

扉3:国際会計事務所・コンサルティングファーム

より専門性を高めたいのであれば、グローバルな会計事務所やコンサルティングファームも視野に入ります。クライアントである外資系企業や日系グローバル企業の会計・税務をサポートする立場で、専門家としてのキャリアを築くことができます 。  

扉4:経理以外のグローバル職(営業・企画など)

このスキルの価値は、経理部門に限定されません。例えば、海外営業担当者が取引先の英語の決算書を分析し、財務状況に基づいた説得力のある提案をしたり、経営企画担当者が海外の市場データを分析してグローバルな事業戦略を立案したりと、あらゆる職種で「数字に強く、グローバルな視点を持つ人材」として活躍の場が広がります 。  

公認会計士が示す!グローバルキャリア実現への4ステップ戦略

夢のキャリアを実現するためには、具体的な行動計画が必要です。ここでは、簿記3級の学習から始める、現実的なステップアップ戦略をご紹介します。

ステップ1:簿記3級で「会計のOS」をインストールする

何よりもまず、簿記3級に合格し、会計の基礎知識という「OS(オペレーティングシステム)」を自身の頭脳にインストールすることが最優先です。これがなければ、どんな応用も始まりません。簿記3級は、ビジネスの基本構造を理解するための、最も効率的で確実な学習ツールです 。  

ステップ2:会計英語の基礎を学ぶ ― まずは「単語」から

英語力に自信があっても、「会計英語」は専門用語が多く、特別な学習が必要です。しかし、難しく考える必要はありません。まずは、簿記3級で学んだおなじみの勘定科目が、英語で何と言うのかを知ることから始めましょう 。  

【保存版】日英勘定科目・会計用語 対照表(簿記3級レベル)

日本語英語分類
会計の基本
借方 / 貸方Debit (Dr.) / Credit (Cr.)-
仕訳Journal Entry-
貸借対照表Balance Sheet (B/S)-
損益計算書Income Statement (I/S) / Profit and Loss Statement (P/L)-
資産 (Assets)
現金Cash流動資産 (Current Assets)
当座預金Checking Accounts流動資産 (Current Assets)
売掛金Accounts Receivable (A/R)流動資産 (Current Assets)
商品Merchandise / Inventory流動資産 (Current Assets)
建物Buildings固定資産 (Non-current Assets)
土地Land固定資産 (Non-current Assets)
負債 (Liabilities)
買掛金Accounts Payable (A/P)流動負債 (Current Liabilities)
借入金Loans Payable / Borrowings流動/固定負債
純資産 (Equity)
資本金Capital Stock純資産 (Equity)
収益 (Revenue)
売上Sales / Revenue収益 (Revenue)
受取利息Interest Income営業外収益 (Non-operating Income)
費用 (Expenses)
仕入Purchases売上原価 (Cost of Sales)
給料Salaries Expense販管費 (SG&A)
支払家賃Rent Expense販管費 (SG&A)
減価償却費Depreciation Expense販管費 (SG&A)

これらの基本的な単語を覚えるだけでも、英文の請求書や簡単な財務資料が格段に読みやすくなります。学習方法としては、市販の会計英語のテキストを読む、会計用語に特化した学習アプリを利用する、オンライン英会話で「ビジネス会計」コースを受講するなど、様々な選択肢があります 。  

ステップ3:国際会計基準(IFRS)の「考え方」に触れる

外資系・グローバル企業で働く上で避けて通れないのが「IFRS(イファース/国際財務報告基準)」です 。これは世界140カ国以上で採用されている会計のグローバルスタンダードです。簿記3級で学ぶ日本の会計基準とは、根本的な考え方にいくつかの違いがあります。  

  • 原則主義 vs 細則主義: 日本の基準が「こういう場合は、こう処理しなさい」と細かくルールを決めている(細則主義)のに対し、IFRSは「こういう考え方で、実態に合わせて判断しなさい」という大きな原則を示す(原則主義)のが特徴です 。  
  • 資産・負債アプローチ vs 収益・費用アプローチ: 日本基準が「いくら儲かったか(収益と費用)」を重視するのに対し、IFRSは「財産(資産と負債)がどう変化したか」を重視します 。  

最初は「そんな違いがあるんだ」と知っておくだけで十分です。この違いを意識することが、グローバルな会計センスを身につける第一歩となります。

ステップ4:次の資格で市場価値を「証明」する

基礎を固めたら、次はあなたのスキルを客観的に証明し、転職市場で強力な武器となる資格の取得を目指しましょう。

  • 日商簿記2級: まず目指すべきは簿記2級です。3級の商業簿記に加え、メーカーで必須の工業簿記も学びます。多くの企業の経理職求人で「簿記2級以上」が条件とされており、取得すれば応募できる求人の幅が格段に広がります 。  
  • TOEIC: 英語力を示す最も一般的な指標です。外資系経理を目指すなら、まずは700点、可能であれば800点以上を目標にしましょう 。  
  • USCPA(米国公認会計士): 「英語×会計」スキルの最高峰資格です。米国の公認会計士資格ですが、世界的に認知度が高く、グローバルキャリアを目指す上で絶大なブランド力を持ちます 。試験はすべて英語で行われ、会計知識と英語力を同時に証明できます。簿記3級レベルの知識がある方なら、   約1,000〜1,900時間の学習で合格を目指せると言われています 。科目ごとに受験できるため、働きながらでも挑戦しやすいのが魅力です 。  
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「ビジネスの共通言語をマスターする。実務で最も求められる、キャリアの標準装備。」

日商簿記2級は、単なる事務知識を超え、企業の経営状態を把握するための「ビジネススキル」として、業種を問わず高く評価される資格です。3級の基礎に加え、製造業の原価管理を学ぶ「工業簿記」が加わることで、企業の利益がどこから生まれているのかを論理的に理解できるようになります。

近年、出題範囲の改定により難易度が上昇している簿記2級。独学での丸暗記では通用しない「本質的な理解」が求められる今、専門学校の分かりやすい講義と厳選された演習問題は、最短合格への大きなアドバンテージとなります。

就職・転職の強力な武器として、あるいはさらなる上位資格への土台として。確実な合格を手に入れるために、まずは無料の資料請求で、今の試験傾向に合わせた最新の学習スタイルをチェックしてみませんか?

結論:2つの言語を武器に、あなただけのキャリアを創造しよう

簿記3級から始まる会計の道は、英語力という翼を得ることで、日本国内だけでなく、世界という広大なフィールドへと繋がっていきます。

今回ご紹介した戦略は、決して簡単な道のりではないかもしれません。しかし、一つ一つのステップを着実に踏んでいけば、あなたの市場価値は確実に高まり、これまで想像もしなかったようなキャリアの扉が開かれるはずです。

まずは簿記3級の学習を始めること。そして、そこで学んだ勘定科目を、今日から少しずつ英語で言えるようにしてみること。その小さな一歩が、あなたをグローバルな舞台で活躍する未来へと導く、大きな推進力となるのです。会計と英語、2つの強力な言語を武器に、あなただけのキャリアを創造してください。

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最新の出題傾向および短期合格のための効率的な学習法についての詳細記事はこちらで。

よくある質問(Q&A)

外資系経理で働くには、どのくらいの英語力が必要ですか?TOEICの点数で教えてください。

一般的にTOEIC650点以上が目安とされますが、企業や役職によって求められるレベルは様々です 。点数以上に、会計システムを英語で使う、海外拠点とメールでやり取りするなど「英語での実務経験」が重視される傾向にあります。まずは読み書きから始め、専門用語に慣れることが重要です 。

簿記3級と英語力に加えて、さらに有利になる資格はありますか?

はい、国際会計の知識を証明する資格が有効です。特にUSCPA(米国公認会計士)は「英語+会計」の最高峰資格とされ、キャリアに大きく貢献します 。また、IFRS(国際財務報告基準)の知識を問うIFRS検定も、グローバルに事業展開する企業で働く上で高く評価されます 。

英文経理を目指す上で、簿記3級の知識だけで十分でしょうか? やはり2級も必要ですか?

3級は会計の基礎知識として評価されますが、より有利な転職や本格的なキャリアを目指すなら2級の取得を強くおすすめします 。2級では企業の経営状況をより深く分析する力が身につくため、外資系企業が求めるレベルにより近づくことができます。3級の知識があれば2級へのステップアップもスムーズです。


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簿記の学習は、ビジネスの共通言語を手にする素晴らしい挑戦です。しかし、合格への鍵は「正しい理解」と「学習の継続」にあります。「独学で壁にぶつかっている」「絶対に一発で合格したい」——そんな方は、プロのノウハウを頼るのが最短の近道です。

スクールによって講義の雰囲気やテキストの図解、サポート体制は驚くほど異なります。まずは気になった2〜3社の資料をまとめて取り寄せて、手元でじっくり比較してみましょう。実際の教材見本や合格体験記を並べてみることで、「ここなら続けられる!」というあなたにぴったりのパートナーが必ず見つかるはずですよ!


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資格の学校TAC:圧倒的な実績を誇る「簿記のスタンダード」

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【資格の学校TACの特徴】

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  • 充実したフォロー・サポート制度: 欠席時の振替受講やWebフォロー、メールや対面での質問対応など、受講生が立ち止まることのないよう万全の体制でバックアップします。
  • 全国に広がる学習ネットワーク: 全国各地に展開する校舎の自習室を利用可能。同じ目標を持つ仲間がいる環境は、モチベーション維持にも大きく貢献します。
資格の学校TAC


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資格の大原:圧倒的分析力で導く「合格の大原」

【長年のノウハウが凝縮されたテキストと「受かる」指導】 「簿記は大原」と称されるほど、テキストのわかりやすさと講師の熱心さには定評があります。受講生のつまずきやすいポイントを熟知しており、丁寧な図解と解説で確実にステップアップ。初学者から経験者まで、一発合格を目指すための環境がすべて揃っています。

【資格の大原の特徴】

Webと通学を組み合わせた柔軟な学習形態: 自分のライフスタイルに合わせてWeb講義と教室受講を使い分けられ、隙間時間を最大限に活用できるコンテンツが豊富です。

一目でわかる専門性の高いオリジナル教材: 蓄積されたデータをもとに作られたテキストは、視覚的に理解しやすく、要点が整理されているため、復習の効率が劇的に上がります。

講師との距離が近い質問・相談環境: 質問しやすいアットホームな雰囲気と、個別の学習進捗を管理してくれるサポートが充実。疑問を翌日に持ち越さないスピード感が魅力です。

大原学園 専門課程


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資格スクール大栄:挫折させない「伴走型」の個別指導

【「わからない」を残さない、徹底した受講生フォロー】 全国に多数の教室を展開し、一人ひとりの進捗に合わせた個別最適な指導が特徴です。単なる「講義の提供」にとどまらず、受講生が挫折せずに最後まで走り抜けるためのメンタルサポートやスケジュール管理を重視しています。

【資格スクール大栄の特徴】

通いやすさと学習継続のしやすさ: 仕事帰りや買い物ついでに立ち寄れる通いやすい立地と、集中できる学習スペースが、継続学習を力強く支えます。

専門講師への即時質問・対面相談: 困ったときにすぐ専門講師へ質問できる体制を構築。論点の詰まりをその場で解消できるため、苦手意識を作らずに学習を進められます。

挫折を防止するトータルサポート: 「どのような人でも簿記資格を取得できる」ことを目標に、専任スタッフがモチベーション管理を徹底。学習のブランクがある方でも安心して再開できます。

資格スクール 大栄


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