このページはプロモーションを含みます 5.会計資格取得・転職 公認会計士試験最短合格

公認会計士の転職相談|あなたの市場価値を最大化する次の一手 

Sato|元・大手監査法人公認会計士が教える会計実務!

Sato|公認会計士|
あずさ監査法人、税理士法人、上場会社経理、コンサルファームを経て独立。
IPO支援・M&A及び上場会社経理業務を専門とし、企業の成長を財務面からサポート。
このブログでは、実務に役立つ会計・税務・株式投資のノウハウを分かりやすく解説しています。
詳しくはコチラ

こんな方におすすめ

  • 今の監査法人での業務に将来の不安を感じている公認会計士
  • 自分の市場価値を正しく把握し年収アップを目指したい方
  • FAS、事業会社、独立など次のキャリアパスに迷っている方
  • 失敗しない転職エージェントの選び方を知りたい方
  • 監査経験を活かしてサステナビリティ等の新分野に挑戦したい方

はじめに:監査法人での「蓄積」を「市場価値」に変えるとき

公認会計士試験という過酷なハードルを越え、プロフェッショナルとしての第一歩を踏み出した皆様、日々の業務、本当にお疲れ様です。繁忙期の長時間労働、終わりの見えない調書作成、クライアントとの折衝……。ふと、「自分のキャリアはこのままで良いのだろうか?」と考えたことはありませんか?

公認会計士法第1条には、私たちの使命がこう記されています。

「公認会計士は、監査及び会計の専門家として、独立した立場において、財務書類その他の財務に関する情報の信頼性を確保することにより、会社等の公正な事業活動、投資者及び債権者の保護等を図り、もつて国民経済の健全な発展に寄与することを使命とする。」(公認会計士法第1条)

私たちは「国民経済の健全な発展」という大きな使命を背負っていますが、同時に「あなた自身の人生(キャリア)の健全な発展」もまた、守られるべき重要なテーマです。資本市場の番人として他社の財務諸表を厳しく監査する私たちが、自分自身のキャリアという「資産」の評価を疎かにしてはいないでしょうか。

本記事では、現役の公認会計士である私が、監査法人での経験を活かしつつ、さらにその先のステージで「市場価値」を最大化するためのキャリア戦略について、私たちが慣れ親しんだ会計基準や監査基準の考え方を徹底的に解説します。あなたのキャリアをB/S(貸借対照表)に乗せるとしたら、その資産価値はいくらになるのか。一緒に「時価算定」のプロセスを進めていきましょう。


第1章:あなたのキャリアを「時価評価」する

転職を考える際、まず行うべきは「自己分析」ですが、これを会計士らしく「時価の算定」として捉え直してみましょう。自分という人的資産が、労働市場というマーケットでどのような評価を受けるのかを客観的に測定するプロセスです。

企業会計基準第30号「時価の算定に関する会計基準」によれば、時価とは「算定日において市場参加者間で秩序ある取引が行われると想定した場合の、当該取引における資産の売却によって受け取る価格」とされています。

あなたのキャリアもまた、労働市場というマーケットの中で評価されます。ここで重要なのは、どの「評価技法」を用いて自分の価値を測定するかです。

1.1 3つのアプローチで見るキャリア価値

「時価の算定に関する会計基準」では、評価技法として以下の3つが挙げられています。これをキャリアに当てはめてみましょう。

評価技法会計基準の定義(要約)キャリアへの適用(考え方)
マーケット・アプローチ同一又は類似の資産・負債に関する市場取引による価格等のインプットを用いる評価技法「転職市場の相場」
あなたと同じ年次、同じ経験を持つ会計士が、転職市場でどのような年収・待遇でオファーされているか。転職エージェントが持つ求人データや年収事例がこれに当たります。
インカム・アプローチ利益やキャッシュ・フロー等の将来の金額に関する現在の市場の期待を割引現在価値で示す評価技法「将来の稼ぐ力」
あなたが将来にわたって生み出す付加価値の総和。専門性(英語、IT、FAS、税務など)を高めることで、割引率(リスク)を下げ、現在価値を高めることができます。
コスト・アプローチ資産の用役能力を再調達するために現在必要な金額に基づく評価技法「代替コスト」
企業があなたと同じ能力を持つ人材を、ゼロから育成または採用するのにかかるコスト。難関資格である公認会計士は、この再調達原価が非常に高いため、基礎的な価値が担保されています。

多くの会計士は、現在の年収(コスト・アプローチ的視点=これだけ頑張って資格を取ったのだからこれくらい貰えるはずだ)にとらわれがちですが、転職相談においては「マーケット・アプローチ(市場の評価)」と「インカム・アプローチ(将来性)」を重視すべきです。なぜなら、企業はあなたの「過去の努力(コスト)」ではなく、「市場価値(マーケット)」と「将来の貢献(インカム)」に対価を支払うからです

1.2 「レベル区分」で見るあなたのスキル

同基準では、インプットの観察可能性に応じて、時価をレベル1からレベル3に分類します。これをキャリアスキルに当てはめると、自分の「強み」の質が見えてきます。

  • レベル1のインプット(観察可能な相場価格):公認会計士資格そのもの
    • 誰が見ても客観的かつ同一の価値を持つ、活発な市場における価格です。資格を持っているだけで、一定の年収レンジ(例えば監査法人スタッフなら500〜700万円程度)が保証されるのは、このレベル1のインプットが強力だからです。
  • レベル2のインプット(調整が必要なデータ):実務経験年数・役職
    • 「監査経験3年」「インチャージ(主査)経験あり」「マネージャー経験」など、ある程度市場で比較可能なデータです。類似の資産(他の会計士)との比較で価値が決まります。
  • レベル3のインプット(観察不能なインプット):あなただけの固有の強み
    • ここが差別化のポイントです。 クライアント経営層との深層的な信頼関係構築能力、難解な組織再編をリードした経験、ITと会計のブリッジ能力、英語での交渉力などが該当します。

転職活動の核心は、この「レベル3のインプット(あなただけの強み)」を職務経歴書や面接を通じて言語化し、市場参加者(採用企業)にとって観察可能な「レベル2(比較可能な強み)」へと昇華させることにあります。


第2章:キャリアの「減損」の兆候を見逃すな

「固定資産の減損に係る会計基準」では、資産の収益性が低下した際に、帳簿価額を回収可能価額まで減額する処理が求められます。

キャリアにおいても、「現状維持」がリスクになる瞬間があります。あなたは今、以下のような「減損の兆候」を感じていませんか?

2.1 キャリアにおける「減損の兆候」チェックリスト

以下の項目に複数当てはまる場合、あなたのキャリア資産は減損処理(=環境を変える決断)を迫られている可能性があります。

  1. 営業活動から生ずる損益(モチベーション)が継続してマイナスである
    • 日々の監査業務に対して「やりがい」を感じられず、精神的な疲労だけが蓄積している状態。ルーチンワークの繰り返しで、知的好奇心が満たされない日々が続いていませんか?
  2. 使用範囲又は方法について回収可能価額を著しく低下させる変化がある
    • 希望しない部署への異動、単純作業の繰り返しでスキルアップが止まっている感覚。あるいは、自分の専門性がAIやDXによって代替されつつあるという危機感。
  3. 経営環境(労働環境)の著しい悪化
    • 監査法人の離職率が高止まりし、残された人員への負担が限界を超えている場合。事実、監査法人の入所後10年以内の離職率は約7割に達するというデータもあり、特にマネージャー手前のシニア層での離職が目立ちます。過度な長時間労働は、あなたの健康という最重要資産を毀損します。

2.2 【仕訳で考える】キャリアの減損損失

今の環境に居続けることで、将来の可能性(回収可能価額)が帳簿価額(現状の評価)を下回っているなら、心の中で以下の仕訳を切る必要があります。

(借方)キャリア減損損失 XXXX / (貸方)現状維持バイアス XXXX

この損失を認識することは、決してネガティブなことではありません。会計において減損処理が「V字回復のための膿出し」であるように、キャリアにおいても、現状のマイナスを直視した瞬間こそが、「転職」というアクションを起こすべき最適なタイミングなのです。


第3章:公認会計士のキャリアパスと「次の一手」

では、具体的にどのような選択肢(セグメント)があるのでしょうか。セグメント情報(企業会計基準第17号)を開示するように、各分野の特徴を、求められるスキルセットと共に分析します。

3.1 FAS(Financial Advisory Services)・M&Aアドバイザリー

監査法人からの転職先として最も人気があり、かつ親和性が高いのがFASです。

  • 業務内容: 財務デューデリジェンス(DD)、バリュエーション(企業価値評価)、PPA(取得原価の配分)、PMI(統合支援)。
  • 監査経験の活かし方: 財務諸表の精査能力、分析的手続のスキルはそのままDDに直結します。
  • 必要なプラスアルファ: 「過去」を見る監査から、「将来」を予測する視点への転換が必要です。事業計画の蓋然性を評価する能力が求められます。
  • 市場価値: 非常に高い。M&Aは企業の成長戦略の要であり、報酬水準も監査法人より高い傾向にあります。特にクロスボーダー案件に関われる英語力があれば、年収1,200万円〜1,500万円クラスも狙えます。
sato
sato

アクシスコンサルティング:コンサル転職への最短ルート

【BIG4・総合系コンサルへの転職支援数 第1位】 会計士のネクストキャリアとして人気の高い、コンサルティングファームへの転職に圧倒的な強みを持ちます。 BIG4(デロイト、PwC、KPMG、EY)やアクセンチュアとの太いパイプにより、書類審査や面接前後での強力な推薦が可能。各ファームごとの選考ポイントを熟知しているため、高い内定率と年収アップを実現できます。

実績と独自求人:実績による信頼からアクセンチュアやBIG4の非公開求人を多数保有しています。

コンサルファーム毎のサポート:アクセンチュア用などファーム毎の面接・選考対策を受けることができる 。パイプがあるため、書類審査や面接前後に候補者を推薦できる 。

高年収:昨今のコンサル業界はデジタル推進の案件依頼が多く、ITバックグラウンドの方の採用が活発。 年収アップ事例(エンジニア30歳 年収800万→外資系ファーム 年収1000万)


3.2 事業会社(CFO・経理財務・経営企画)

「外部の第三者」ではなく、「当事者」として会社を成長させたい場合に適しています。

  • ベンチャー企業(IPO準備・CFO候補):
    • 魅力: ストックオプションによるキャピタルゲイン、組織作りからの関与。経営陣の一角としてビジネスを動かすダイナミズム。
    • 課題: 内部統制が未整備なカオス状態を楽しめるか。監査対応をする側(受査側)になるため、監査法人のロジックや「どこを見られるか」を知っていることが最大の武器になります。
    • 関連する会計基準: 収益認識会計基準(特にベンチャーは新しいビジネスモデルが多いため、論点になりやすい)、税効果会計。
sato
sato

WARCエージェント:IPO準備・スタートアップのプロ

【上場準備・ベンチャーの管理部門求人で業界最大級】 自らコーポレート支援コンサルを行う運営母体だからこそ、企業とのコネクションが極めて強固です。 特にIPO準備企業のCFOや管理部長候補など、会計士の知見が最も重宝されるハイクラス求人が豊富。累計登録者2万4千名を超え、「裁量権のある環境でキャリアを築きたい」と考える会計士・受験生から熱い支持を得ています。

・サービス開始から累計登録者2万4千名突破 ・年収1,000万円を超えるハイクラス非公開求人多数
・コーポレートコンサルティング事業を展開しているため、企業とのコネクションが強固
・年収1,000万円を超えるハイクラス非公開求人多数


  • 上場企業(経理・財務・サステナビリティ):
    • 魅力: 安定性、ワークライフバランス、大規模な開示実務(IFRS導入など)。
    • 課題: 業務が細分化されており、全体像が見えにくい場合がある。
    • 注目のトレンド: 昨今では、サステナビリティ開示(SSBJ基準)への対応が上場企業の喫緊の課題です。監査法人でSSBJ対応や保証業務の経験があれば、事業会社での市場価値は暴騰します。これは「サステナビリティ開示基準」と「TCFD」の違いを実務レベルで理解している人材が圧倒的に不足しているためです。
sato
sato

ジャスネットキャリア:会計人のための「老舗」安心サポート

【公認会計士が創設した、会計人のためのパイオニア】 1996年に日本初の会計士による人材紹介として誕生。以来、2万人を超える有資格者・受験生を支援してきた圧倒的な実績があります。 監査法人や税理士法人、グローバル企業の財務部門など、5,000社を超える強固なネットワークが強み。エージェントが一人ひとりの専門性を深く理解し、中長期的な視点で「次に選ぶべきキャリア」を提案してくれます。

ジャスネットキャリアは、公認会計士・税理士などの有資格者をはじめとした、会計、税務、経理・財務分野の 転職支援・求人情報サイトです。 エージェントが一人ひとりからのヒアリングに基づき、キャリアステージに合った最適なキャリアプランを ご提案いたします。 求職者の方、求人企業の双方にとって本当に価値のあるサービスを提供することを常に心掛け、 質の高いコーディネートをご提供しています。


sato
sato

ツインプロ:選考突破力を高める「伴走型」支援

【徹底した面接対策とスピード感で、理想のキャリアを掴む】 会計・税務・財務分野に特化し、求職者と「二人三脚(ツイン)」で挑むスタイルが特徴。 特に、過去の膨大な選考データに基づいた「オーダーメイドの面接対策」は、難関企業の選考を控える方に最適です。レスポンスが非常に速く、多忙な監査期間中や試験勉強の合間でも、ストレスなく転職活動を進められるサポート体制が整っています。

丁寧な面接対策:企業や業種により、必要な選考対策は異なります。ツインプロには過去の選考データが蓄積されており、 個々にカスタマイズされた対策を提供しています。

経験豊富で質の高いキャリアコンサルタント:ツインプロにはキャリア突出した支援実績をもつ者や、 元々営業職として高い成果をあげていた者が集まっています。 「ワークバランスを重視したい」「キャリアアップ」「年収アップ」など 求職者のキャリアプランに沿って求人紹介やアドバイスを提供しております。 サポートの丁寧さやレスポンスの速さなどにこだわりがあり、忙しい求職者を最大限サポートできるように、 会社全体で日々サービスレベルを向上させています。

sato
sato

JAC Recruitment:ハイクラス・グローバルを狙うなら

【高年収・ミドル・ハイクラス層からの絶大な信頼】 東証プライム上場の実績と、利用者満足度90%超を誇るハイクラス特化型エージェントです。 約550名の各業界に精通したコンサルタントが、管理職や専門職の非公開求人をスピーディーに提案。外資系企業や日系グローバル企業のCFO候補、財務責任者など、年収レンジの高い良質な案件を求める会計士の方に必須のサービスです。

・薦めたい転職エージェントNo.1 ※NTTコムオンラインNPS(R)ベンチマーク調査 転職エージェント部門2017年第1位
・ご利用された方の満足度90%以上
・1988年設立、東証1部上場
・企業を熟知したプロが、無料であなたを“内定”までサポート! あらゆる業種・職種の求人 を完全無料でご紹介!
・約550名の業界に精通したプロが在籍
・非公開求人50% スピーディーなレスポンス・ハイレベルのサービス。

ジェイエイシーリクルートメント

3.3 会計事務所・税理士法人

将来的に独立を目指すなら、避けて通れないのが「税務」です。

  • 業務内容: 法人税申告、組織再編税制、事業承継、相続税、記帳代行。
  • 監査とのギャップ: 監査は「重要性の基準値」以上の誤謬を見ますが、税務は「1円のズレ」も許されない世界です。また、顧客は「上場企業の経理部長」ではなく「中小企業のオーナー社長」になるため、対人スキル(泥臭い営業力・相談力)がより問われます。
  • 戦略: 大手税理士法人で組織再編などの高度税務を学ぶか、中堅事務所で中小企業の「何でも屋」としての実地経験を積むか、目的に応じて選ぶ必要があります。
sato
sato

ジャスネットキャリア:会計人のための「老舗」安心サポート

【公認会計士が創設した、会計人のためのパイオニア】 1996年に日本初の会計士による人材紹介として誕生。以来、2万人を超える有資格者・受験生を支援してきた圧倒的な実績があります。 監査法人や税理士法人、グローバル企業の財務部門など、5,000社を超える強固なネットワークが強み。エージェントが一人ひとりの専門性を深く理解し、中長期的な視点で「次に選ぶべきキャリア」を提案してくれます。

ジャスネットキャリアは、公認会計士・税理士などの有資格者をはじめとした、会計、税務、経理・財務分野の 転職支援・求人情報サイトです。 エージェントが一人ひとりからのヒアリングに基づき、キャリアステージに合った最適なキャリアプランを ご提案いたします。 求職者の方、求人企業の双方にとって本当に価値のあるサービスを提供することを常に心掛け、 質の高いコーディネートをご提供しています。

3.4 独立開業(コンサルティング・監査)

  • 非常勤監査: 安定収入(ベーシックインカム)として確保しつつ、自分の事業を育てるスタイルが主流です。時給単価が良く、週2〜3日の勤務で生活費を稼げるのが公認会計士の特権です。
  • コンサルティング: IPO支援、内部統制構築支援、決算早期化支援など。自分の名前で仕事を取る醍醐味があります。
  • リスク: 営業力がないとジリ貧になります。「独立可能性」は高いですが、成功可能性は本人の営業努力に依存します。

第4章:市場価値を最大化する「相談」のプロセス

転職エージェントやキャリアコンサルタントを利用する場合、単に「求人票をもらう」だけでは不十分です。あなたの「監査調書」を作るように、論理的かつ証拠に基づいたキャリアプランを作成しましょう。

4.1 エージェント選びにおける「職業的懐疑心」

監査基準委員会報告書200では、「職業的懐疑心」を以下のように定義しています。

「誤謬又は不正による虚偽表示の可能性を示す状態に常に注意し、監査証拠を鵜呑みにせず、批判的に評価する姿勢」

この姿勢を、転職活動におけるエージェントとの対話にも適用してください。

  • エージェントの言葉を鵜呑みにしない: 「この会社は最高です」「今すぐ応募すべきです」という言葉に対し、その根拠(十分かつ適切な監査証拠)を求めてください。離職率は? 平均残業時間は? 実際の年収モデルは?
  • 利益相反の可能性に留意する: エージェントは成約して初めて報酬を得ます。あなたのキャリアよりも、内定が出やすい(=売上が立ちやすい)企業を勧めていないか、あるいは特定の企業と強い結びつきがないか、批判的に検討する必要があります。

だからこそ、「公認会計士のキャリアに特化した、信頼できるエージェント」を選ぶことが、内部統制上、極めて重要な「キーコントロール」となります。一般職向けのエージェントでは、会計士の専門性(USCPAとの違い、監査経験の質など)を正しく理解できず、ミスマッチな提案を受けるリスクがあります

4.2 職務経歴書は「有価証券報告書」である

職務経歴書は、あなたという商品を売り込むための開示書類(有価証券報告書)です。読み手(投資家=採用企業)の意思決定に資する情報を提供しなければなりません。

  • MD&A(経営者による財政状態及び経営成績の分析・検討)の視点:単に「○○監査に従事」と事実を羅列するのではなく、「○○という課題を持つクライアント(赤字決算、内部統制不備など)に対し、△△という手続きを提案・実行し、結果として××の改善に寄与した」というように、課題解決のプロセス(ストーリー)を記述してください。これがあなたの「経営成績」です。
  • 注記事項の充実:使用可能な会計ソフト、英語のレベル(TOEIC点数だけでなく、実務での使用頻度)、マネジメントしたチームの人数、担当した業種(製造、IT、金融など)を定量的に記載します。

おわりに

公認会計士試験に合格したあの日の喜びを覚えていますか?

その努力の結晶である資格は、使い方次第であなたの人生を豊かにする最強のパスポートになります。

「監査法人が辛いから辞める」のではなく、「自分の市場価値を最大化できる場所へ、戦略的に資産を再配分(リアロケーション)する」。そのようなポジティブな意思決定の一助になれば幸いです。

監査法人で培った「公正不偏の態度」と「専門的能力」は、どのフィールドに行っても通用する普遍的なスキルです。自信を持って、次の一手を踏み出してください。あなたのキャリアが、美しく均衡の取れたB/Sのように、健全かつ成長性のあるものになることを心から応援しています。


よくある質問(Q&A)

監査法人を辞める最適なタイミングはいつですか?

「シニア昇格後(入所3〜5年目)」または「マネージャー昇進直前」が一つの目安です。 インチャージ(現場責任者)として一通りの監査サイクルを回した経験は、事業会社やFASでも高く評価されます。逆に、スタッフ(〜3年目)での転職はポテンシャル採用となり、未経験枠に近い扱いになることがあります。一方で、マネージャー以上になると年収が高くなりすぎ、事業会社の給与テーブルとマッチしなくなる(転職時の年収ダウン幅が大きくなる)リスクがあります。これを「年収の壁」と呼びます。

英語力は必須ですか?

必須ではありませんが、市場価値を「跳ね上げる」レバレッジ要素です。 外資系企業やクロスボーダーM&A案件に関わる場合、英語ができる会計士は希少性が高く、年収1,000万円オーバーの案件へのアクセスが格段に容易になります。監査法人内でIFRS適用企業の監査チームに異動希望を出すなどして、実務経験を積んでおくことが有効です。

ベンチャー企業のCFOはリスクが高くありませんか?

リスクは高いですが、リターン(経験+金銭)も大きいです。 「継続企業の前提(ゴーイング・コンサーン)の注記」が必要なレベルの会社も多々あります。しかし、資金調達(エクイティ・デット)の実務や、経営陣と膝を突き合わせて会社を動かす経験は、監査法人では絶対に得られません。リスクを管理(ヘッジ)できるかどうかが、CFOの腕の見せ所です。IPOを達成した際の達成感とキャピタルゲインは、他では得がたいものです。

30代後半からの未経験分野(FASなど)への転職は厳しいですか?

20代に比べればハードルは上がりますが、可能です。 ただし、ポテンシャル採用ではなく「即戦力」としてのマネジメント能力が問われます。これまでの経験(監査チームのマネジメント、クライアント対応力など)がいかに新しい職場で再現性があるかをアピールする必要があります。また、年収が一時的に下がる覚悟が必要な場合もありますが、その後のアップサイドをどう見るかの投資判断になります。

 将来独立するために、今やっておくべきことは何ですか?

「税務」の習得と「人脈(営業の種)」の構築です。 監査法人の看板がない状態で仕事を獲得する営業力と、中小企業のニーズの9割を占める税務の実務能力が必須です。独立前に税理士法人で修行する会計士が多いのはこのためです。また、監査法人時代の同僚やクライアントとの良好な関係は、将来の仕事の紹介につながる重要な「無形資産」となります。


sato
sato

公認会計士・公認会計士試験合格者の皆様にとって、転職は単なる職場探しではなく「自身の専門性をどこで最大化させるか」の戦略的な選択です。 監査法人から事業会社経理、コンサル、IPO準備まで、プロフェッショナルのキャリアを熟知し、質の高い非公開求人を抱えるエージェントを厳選しました!

sato
sato

ジャスネットキャリア:会計人のための「老舗」安心サポート

【公認会計士が創設した、会計人のためのパイオニア】 1996年に日本初の会計士による人材紹介として誕生。以来、2万人を超える有資格者・受験生を支援してきた圧倒的な実績があります。 監査法人や税理士法人、グローバル企業の財務部門など、5,000社を超える強固なネットワークが強み。エージェントが一人ひとりの専門性を深く理解し、中長期的な視点で「次に選ぶべきキャリア」を提案してくれます。

ジャスネットキャリアは、公認会計士・税理士などの有資格者をはじめとした、会計、税務、経理・財務分野の 転職支援・求人情報サイトです。 エージェントが一人ひとりからのヒアリングに基づき、キャリアステージに合った最適なキャリアプランを ご提案いたします。 求職者の方、求人企業の双方にとって本当に価値のあるサービスを提供することを常に心掛け、 質の高いコーディネートをご提供しています。


sato
sato

ツインプロ:選考突破力を高める「伴走型」支援

【徹底した面接対策とスピード感で、理想のキャリアを掴む】 会計・税務・財務分野に特化し、求職者と「二人三脚(ツイン)」で挑むスタイルが特徴。 特に、過去の膨大な選考データに基づいた「オーダーメイドの面接対策」は、難関企業の選考を控える方に最適です。レスポンスが非常に速く、多忙な監査期間中や試験勉強の合間でも、ストレスなく転職活動を進められるサポート体制が整っています。

丁寧な面接対策:企業や業種により、必要な選考対策は異なります。ツインプロには過去の選考データが蓄積されており、 個々にカスタマイズされた対策を提供しています。

経験豊富で質の高いキャリアコンサルタント:ツインプロにはキャリア突出した支援実績をもつ者や、 元々営業職として高い成果をあげていた者が集まっています。 「ワークバランスを重視したい」「キャリアアップ」「年収アップ」など 求職者のキャリアプランに沿って求人紹介やアドバイスを提供しております。 サポートの丁寧さやレスポンスの速さなどにこだわりがあり、忙しい求職者を最大限サポートできるように、 会社全体で日々サービスレベルを向上させています。


sato
sato

アクシスコンサルティング:コンサル転職への最短ルート

【BIG4・総合系コンサルへの転職支援数 第1位】 会計士のネクストキャリアとして人気の高い、コンサルティングファームへの転職に圧倒的な強みを持ちます。 BIG4(デロイト、PwC、KPMG、EY)やアクセンチュアとの太いパイプにより、書類審査や面接前後での強力な推薦が可能。各ファームごとの選考ポイントを熟知しているため、高い内定率と年収アップを実現できます。

実績と独自求人:実績による信頼からアクセンチュアやBIG4の非公開求人を多数保有しています。

コンサルファーム毎のサポート:アクセンチュア用などファーム毎の面接・選考対策を受けることができる 。パイプがあるため、書類審査や面接前後に候補者を推薦できる 。

高年収:昨今のコンサル業界はデジタル推進の案件依頼が多く、ITバックグラウンドの方の採用が活発。 年収アップ事例(エンジニア30歳 年収800万→外資系ファーム 年収1000万)


sato
sato

JAC Recruitment:ハイクラス・グローバルを狙うなら

【高年収・ミドル・ハイクラス層からの絶大な信頼】 東証プライム上場の実績と、利用者満足度90%超を誇るハイクラス特化型エージェントです。 約550名の各業界に精通したコンサルタントが、管理職や専門職の非公開求人をスピーディーに提案。外資系企業や日系グローバル企業のCFO候補、財務責任者など、年収レンジの高い良質な案件を求める会計士の方に必須のサービスです。

・薦めたい転職エージェントNo.1 ※NTTコムオンラインNPS(R)ベンチマーク調査 転職エージェント部門2017年第1位
・ご利用された方の満足度90%以上
・1988年設立、東証1部上場
・企業を熟知したプロが、無料であなたを“内定”までサポート! あらゆる業種・職種の求人 を完全無料でご紹介!
・約550名の業界に精通したプロが在籍
・非公開求人50% スピーディーなレスポンス・ハイレベルのサービス。

ジェイエイシーリクルートメント
sato
sato

WARCエージェント:IPO準備・スタートアップのプロ

【上場準備・ベンチャーの管理部門求人で業界最大級】 自らコーポレート支援コンサルを行う運営母体だからこそ、企業とのコネクションが極めて強固です。 特にIPO準備企業のCFOや管理部長候補など、会計士の知見が最も重宝されるハイクラス求人が豊富。累計登録者2万4千名を超え、「裁量権のある環境でキャリアを築きたい」と考える会計士・受験生から熱い支持を得ています。

・サービス開始から累計登録者2万4千名突破 ・年収1,000万円を超えるハイクラス非公開求人多数
・コーポレートコンサルティング事業を展開しているため、企業とのコネクションが強固
・年収1,000万円を超えるハイクラス非公開求人多数

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

Sato|元・大手監査法人公認会計士が教える会計実務!

Sato|公認会計士|
あずさ監査法人、税理士法人、上場会社経理、コンサルファームを経て独立。
IPO支援・M&A及び上場会社経理業務を専門とし、企業の成長を財務面からサポート。
このブログでは、実務に役立つ会計・税務・株式投資のノウハウを分かりやすく解説しています。
詳しくはコチラ

-5.会計資格取得・転職, 公認会計士試験最短合格