目次
はじめに:誰もが一度は迷う分かれ道ーここを自信に変える方法
簿記3級の学習、順調に進んでいますか?日々の取引を仕訳に落とし込む作業にも、少しずつ慣れてきた頃かもしれません。しかし、多くの学習者が「あれ、どっちだっけ?」と頭を抱え、手が止まってしまう大きな壁があります。それが、今回解説する「売掛金と未収入金」、そして「買掛金と未払金」の使い分けです 。
こんにちは、公認会計士のSatoです。これまで多くの受験生を指導してきましたが、この4つの勘定科目は、まさに初学者がつまずきやすい「最頻出ポイント」と言えます。しかし、安心してください。この論点は、一度コツを掴んでしまえば、むしろ試験本番で確実に得点を稼げる「得点源」に変わります。
この記事を最後まで読めば、あなたは次のことを手に入れられます。
- 4つの勘定科目を一瞬で見分けるための、たった一つの「黄金ルール」
- 試験で問われる典型的な問題の「完璧な仕訳」を、ステップ・バイ・ステップで作成する力
- この知識が、簿記3級試験の合格点にどう直結するのかという視点
- なぜこの区別が、実際のビジネスの世界でこれほど重要なのかという深い理解
これまで曖昧だった知識が、確固たる自信に変わる。そんな体験を、この記事を通じて提供することをお約束します。さあ、一緒にこの壁を乗り越えていきましょう。
簿記3級最短合格シリーズについて、これまでに記載した記事はこちらになります。
- 簿記3級最短合格(1)簿記3級は意味がないのか?簿記が人生を変える本当の価値を公認会計士が解説
- 簿記3級最短合格(2)【最新版】簿記3級の出題傾向を会計士が徹底解説!合格への最短ルート
- 簿記3級最短合格(3)【簿記の最重要関門】仕訳の基本ルールを完全攻略!初心者でもわかる借方・貸方の覚え方と書き方
- 簿記3級最短合格(4)【公認会計士が徹底解説】売掛金・未収入金・買掛金・未払金の違いとは?|簿記3級の頻出論点を完全マスター
- 簿記3級最短合格(5)【公認会計士が徹底解説】損益計算書(P/L)と貸借対照表(B/S)の読み方・作り方がスッキリわかる!
- 簿記3級最短合格(6)【完全網羅】簿記3級の決算整理仕訳 全8パターンを徹底解説!初心者でもスッキリわかる具体例つき
- 簿記3級最短合格(7)簿記3級第2問対策!勘定記入・補助簿・伝票を会計士が図解記入と補助簿を公認会計士が図解
- 簿記3級最短合格(8)簿記3級ネット試験の完全ガイド!当日の流れとPC操作・時間配分を公認会計士が体験レポ
- 簿記3級最短合格(9)簿記3級合格で満足はNG!知識を錆びさせずキャリアに繋げる5つのアクション
- 簿記3級最短合格(10)簿記3級は意味ない?公認会計士が教える年収UPキャリア戦略
第1章:すべてを貫く黄金ルール:「本業」かどうか、それだけ。
複雑に見えるこの4つの勘定科目の使い分けですが、実はたった一つのシンプルな問いに集約されます。それは、「その取引は、会社の『主たる営業活動』か?」という問いです 。
「主たる営業活動」とは、その会社が事業の柱として行っている、メインの商売のことです。例えば、本屋さんの「主たる営業活動」は、書籍や文房具を仕入れて販売することです。この本屋さんが、古くなった配達用のバンやレジを売却したとしても、それは「主たる営業活動」ではありません 。この違いを理解するだけで、長年の悩みは一瞬で解決します。
この「黄金ルール」に基づいて、4つの勘定科目を整理してみましょう。
- お金が入ってくる取引(資産グループ)
- 本業で発生した、後で代金を受け取る権利 → 売掛金
- 本業以外で発生した、後で代金を受け取る権利 → 未収入金
- お金が出ていく取引(負債グループ)
- 本業で発生した、後で代金を支払う義務 → 買掛金
- 本業以外で発生した、後で代金を支払う義務 → 未払金
なぜ、会計の世界ではこれほど「本業かどうか」を重視するのでしょうか。それは、会計が単なる記録作業ではなく、「ビジネスの言語」として、会社の真の姿を外部に伝える役割を担っているからです 。
投資家や銀行が会社の財務諸表を見るとき、最も知りたいのは「この会社は、本業でしっかりと儲ける力があるのか?」という点です。そのため、本業の成績(売掛金や買掛金の動き)と、たまたま発生した一時的な取引(未収入金や未払金)の結果を明確に区別して表示する必要があるのです 。このルールは、試験のための暗記項目ではなく、ビジネスの状況を正しく伝えるための、極めて論理的な仕組みなのです。
売掛金・未収入金・買掛金・未払金比較一覧表
| 勘定科目 | 分類 | 発生源 | 具体例 |
| 売掛金 | 資産(債権) | 本業の営業活動 | 商品やサービスの掛け売り |
| 未収入金 | 資産(債権) | 本業以外の単発取引 | 使用しなくなった備品や固定資産の売却 |
| 買掛金 | 負債(債務) | 本業の仕入活動 | 商品や原材料の掛け買い |
| 未払金 | 負債(債務) | 本業以外の単発取引 | 消耗品や事務用品の購入、広告費の支払い |
第2章:資産ペアの徹底解剖:売掛金 vs. 未収入金
それでは、「黄金ルール」を使いながら、お金が入ってくる権利である「資産」のペア、「売掛金」と「未収入金」を詳しく見ていきましょう。
2.1 売掛金:あなたの「本業」が生んだ報酬
「売掛金」とは、会社が本業の商品やサービスを販売し、その代金を後で受け取る権利のことです 。仕訳問題を解く上でのキーワードは、ズバリ「商品」です。
【ステップ・バイ・ステップ仕訳例1:典型的な取引】
問題: 当社(本屋)は、商品である書籍10,000円分を販売し、代金は掛けとした。
ステップ1:取引の分析 何が増えて、何が減ったかを考えます。
- 後でお金をもらえる権利(資産:売掛金)が10,000円増えた。
- 商品を販売して儲け(収益:売上)が10,000円発生した。
ステップ2:借方・貸方のルールを適用 簿記のルールを思い出しましょう。
- 資産の増加は「借方(左側)」
- 収益の発生は「貸方(右側)」
ステップ3:仕訳の作成 ルールに従って、勘定科目と金額を配置します。
(借方) 売掛金 10,000 / (貸方) 売上 10,000
これが売掛金の最も基本的な仕訳です。まずはこの形をしっかりと頭に入れましょう。
2.2 未収入金:「本業以外」のものを売ったときの権利
一方、「未収入金」とは、本業の商品以外のものを売却し、その代金を後で受け取る権利を指します 。具体的には、会社が使っていた備品、車両、土地といった固定資産や、保有している有価証券などがこれにあたります 。
【ステップ・バイ・ステップ仕訳例2:試験で狙われる取引】
問題: 当社(本屋)は、使用していた配達用の車両(帳簿価額100,000円)を120,000円で売却し、代金は来月受け取ることになった。
この問題は、単なる売却だけでなく「利益」も発生しており、試験で頻出する少し応用的なパターンです 。
ステップ1:取引の分析
- 配達用の車両(資産:車両運搬具)がなくなった。→ 帳簿価額の100,000円分
- 後でお金をもらえる権利(資産:未収入金)が120,000円増えた。
- 差額の20,000円は儲け(収益:固定資産売却益)が出た。
ステップ2:借方・貸方のルールを適用
- 資産の減少は「貸方(右側)」
- 資産の増加は「借方(左側)」
- 収益(利益)の発生は「貸方(右側)」
ステップ3:仕訳の作成 (借方) 未収入金 120,000 / (貸方) 車両運搬具 100,000
/ (貸方) 固定資産売却益 20,000
【公認会計士のワンポイント解説】
固定資産の売却で利益が出たか損失が出たかは、「売却価額 - 帳簿価額」で計算します。今回の場合、120,000−100,000=20,000のプラスなので、「固定資産売却益」という収益になります。もし売却価額が帳簿価額より低ければ、「固定資産売却損」という費用が借方に発生します。
【早わかり表1】売掛金 vs. 未収入金
| 特徴 | 売掛金 | 未収入金 |
| 取引の種類 | 本業の商品・サービスの販売 | 本業以外の資産(固定資産など)の売却 |
| 相手勘定科目 | 売上 | 固定資産売却益・損、雑収入など |
| 試験のキーワード | 「商品を売り上げ、代金は掛けとした」 | 「備品を売却し、代金は後日受け取る」 |
| 財務諸表での表示 | 流動資産 | 原則として流動資産(回収が1年超の場合は固定資産) |
「これって売掛金?」売掛金 vs. 立替金・仮払金
立替金・仮払金は売上から生じる債権ではなく、一時的な金銭の移動を示す仮勘定である点、売掛金とは明確に区別されます 。
- 立替金: 顧客が負担すべき送料を一時的に自社が支払った場合など。
- 仮払金: 従業員の出張に際し、金額が未確定の経費を概算で前渡しした場合など。
同じ債権であっても、小切手・手形・電子記録債権の違いについての詳細な記事はこちらで。
第3章:負債ペアの徹底解剖:買掛金 vs. 未払金
次に、お金を支払う義務である「負債」のペア、「買掛金」と「未払金」です。こちらも資産ペアと考え方は全く同じ。「本業」かどうかが全ての鍵を握ります。
3.1 買掛金:「本業」のための仕入代金
「買掛金」とは、本業の商品や製品の原材料を仕入れ、その代金を後で支払う義務のことです 。キーワードは「仕入」です。
【ステップ・バイ・ステップ仕訳例3:典型的な取引】
問題: 当社(本屋)は、出版社から商品である書籍5,000円分を仕入れ、代金は掛けとした。
ステップ1:取引の分析
- 販売するための書籍(費用:仕入)が5,000円増えた。
- 後でお金を支払う義務(負債:買掛金)が5,000円増えた。
ステップ2:借方・貸方のルールを適用
- 費用の発生は「借方(左側)」
- 負債の増加は「貸方(右側)」
ステップ3:仕訳の作成 (借方) 仕入 5,000 / (貸方) 買掛金 5,000
3.2 未払金:「本業以外」のあらゆる買い物
「未払金」とは、本業の商品(仕入)以外のものを購入し、その代金を後で支払う義務を指します 。例えば、事務用品やパソコンなどの備品、外部への支払いなどが該当します。
【ステップ・バイ・ステップ仕訳例4:試験で狙われる取引】
問題: 当社(本屋)は、事務で使用するパソコン80,000円を購入し、代金は後日支払うことにした。
ステップ1:取引の分析
- パソコン(資産:備品)が80,000円増えた。
- 後でお金を支払う義務(負債:未払金)が80,000円増えた。
ステップ2:借方・貸方のルールを適用
- 資産の増加は「借方(左側)」
- 負債の増加は「貸方(右側)」
ステップ3:仕訳の作成 (借方) 備品 80,000 / (貸方) 未払金 80,000
【公認会計士のワンポイント解説】
ここでも会社の「本業」が重要です。もし当社がパソコン販売店であれば、この取引は「仕入」と「買掛金」で処理します。しかし、当社は本屋なので、事務用のパソコンは「備品」であり、その未払代金は「未払金」となるのです。取引の内容だけでなく、誰がその取引を行ったかで勘定科目が変わる、という点が簿記の面白さでもあります。
【早わかり表2】買掛金 vs. 未払金
| 特徴 | 買掛金 | 未払金 |
| 取引の種類 | 本業の商品・原材料の仕入 | 本業以外の物品(備品、消耗品など)の購入 |
| 相手勘定科目 | 仕入 | 備品、消耗品費など |
| 試験のキーワード | 「商品を仕入れ、代金は掛けとした」 | 「事務用のPCを購入し、代金は後日支払う」 |
| 財務諸表での表示 | 流動負債 | 原則として流動負債(支払が1年超の場合は固定負債) |
会計の用語は一見難しく感じるかもしれません。もしあなたがこれから経理のキャリアを始めたい、またはビジネスの数字を基礎からしっかりと学びたいとお考えなら、専門のスクールで体系的に学ぶのが一番の近道です。
第4章:公認会計士が教える試験戦略:この知識を「合格点」に変える方法
さて、理論は完璧です。ここからは、その知識をどうやって簿記3級の合格点に結びつけるか、具体的な戦略をお伝えします。
第1問(配点45点)を制圧する「キーワード仕訳術」
簿記3級試験の第1問は、仕訳問題が15問出題され、配点はなんと45点にもなります 。ここで高得点を取ることが合格への最短ルートであり、「売掛金」たちの使い分けは、この第1問で非常に高い頻度で問われます 。
試験本番の緊張状態では、深く考える時間はありません。そこで役立つのが、瞬時に判断するための「キーワードシート」です。
- 問題文に「商品」という言葉と「掛け」があれば → 「売掛金」か「買掛金」
- 問題文に「備品」「車両」「土地」という言葉と「後日払い」があれば → 「未収入金」か「未払金」
このパターン認識を徹底的に体に染み込ませることで、1問あたり1分以内で、正確に解答することが可能になります 。
1つのミスが合否を分ける「連鎖的な悪影響」
「たかが3点の仕訳問題」と侮ってはいけません。この論点での1つのミスは、単なる3点の失点では済まない、連鎖的な悪影響を引き起こす可能性があるのです。
簿記3級の試験構成は、第1問の仕訳が基礎となり、その集大成として第3問(配点35点)で精算表や財務諸表を作成させる問題が出題されます 。
考えてみてください。もし、ある取引を誤って「未収入金」で処理してしまったらどうなるでしょう。その結果、第3問で与えられる残高試算表の「売掛金」の残高を、あなたは本来あるべき金額よりも少ないものとして認識してしまいます。
そして、決算整理仕訳の代表格である「貸倒引当金の設定」は、期末の「売掛金」残高を基準に計算します。基準となる数字が間違っていれば、当然、貸倒引当金の計算も間違えます。その結果、損益計算書の「貸倒引当金繰入(費用)」も、貸借対照表の「貸倒引当金(資産のマイナス)」も、芋づる式に間違えてしまうのです。
このように、第1問でのたった1つの勘違いが、第3問で複数の項目に連鎖して失点を生み、合計で10点以上の大きなダメージになりかねません。この論点をマスターすることは、試験全体の点数を守るための、極めて重要な防御戦略なのです。
近年の試験傾向:ネット試験(CBT)時代の戦い方
近年主流となっているネット試験(CBT方式)では、この傾向がさらに顕著になります 。パソコン画面のプルダウンメニューから勘定科目を選択する形式は、スピーディーな反面、一度選択すると見直しにくく、直感的な判断力がより一層求められます。迷っている時間はありません。「キーワード仕訳術」のような、瞬時に正解を導き出す思考プロセスが、ネット試験攻略の鍵を握っているのです 。
ネット試験の試験当日の具体的な流れについての詳細な記事はこちらで。
第5章:教科書の先にある世界:なぜこの区別がビジネスで重要なのか
最後に、この知識が試験合格のためだけでなく、実際のビジネスでどのように役立つのかをお話しします。
ビジネスの健康状態を映し出す鏡
会計の最終目的は、会社の経済活動を正しく記録し、その物語を伝えることです。そして、「売掛金」と「買掛金」の区別は、その物語の信憑性を担保する上で不可欠です 。
経営者や投資家は、「売掛金」の残高を見ることで、「本業の売上は順調に伸びているか?」を把握します。「買掛金」を見れば、「本業の仕入コストは適切に管理されているか?」がわかります。これらは、いわば会社の「心拍数」や「血圧」のような、生命活動の根幹を示す指標です。
一方で、「未収入金」や「未払金」は、本業とは直接関係のない一時的な活動の結果です。これらを本業の数字とごちゃ混ぜにしてしまうと、会社の本当の収益力が見えなくなり、経営判断を誤る原因となります。
銀行員はここを見ている(リアルな実務インパクト)
この違いが最もシビアに問われるのが、銀行融資の場面です 。
あなたの会社(本屋)が、事業拡大のために銀行へ融資を申し込んだとしましょう。銀行の担当者は、あなたの会社の貸借対照表を精査します。
- ケース1(正しい会計処理) 銀行員は、着実に増加している「売掛金」を見て、「この会社は本業である書籍販売が好調で、安定した顧客基盤があるな」と判断します。たまたま計上されている少額の「未収入金」(古いバンを売った代金)も、その内容を明確に説明できます。結果、融資はスムーズに承認される可能性が高いでしょう。
- ケース2(誤った会計処理) 「売掛金」と「未収入金」が混ざった、一つの大きな「債権」の塊が計上されています。銀行員は、「この数字のうち、一体いくらが本業の売上によるものなのか?一時的な資産売却で売上を水増ししているのではないか?」と疑念を抱きます 。これは財務管理がずさんであるという印象を与え、融資を断られたり、より厳しい条件を提示されたりする原因になりかねません 。
このように、簿記のルールは単なる机上の空論ではありません。それは会社の信用を創造し、未来の成長資金を確保するための、極めて実践的なツールなのです。
簿記の知識が銀行の融資判断にどのように使われているのか?こちらの記事で解説しています。
まとめ:違いを制覇し、ビジネス理解の新たな扉を開く
「売掛金と未収入金」「買掛金と未払金」の違い、もう迷うことはありませんね。
常に「この取引は、会社の『本業』か?」と自問自答すること。この黄金ルールさえ忘れなければ、どんな問題にも自信を持って対処できるはずです。
この記事で学んだことをまとめましょう。
- 資産ペア:「売掛金」(本業)と「未収入金」(本業以外)
- 負債ペア:「買掛金」(本業)と「未払金」(本業以外)
- 試験への影響:第1問での1つのミスが、第3問に連鎖する「連鎖的な悪影響」に注意する。
- 実務での重要性:会社の真の経営成績を伝え、外部からの信用を得るために不可欠。
この難所を乗り越えたあなたは、ただ簿記3級の合格に一歩近づいただけではありません。企業の活動を数字の裏側から読み解く、「ビジネスの言語」を一つ深く理解したのです。この自信を胸に、次の学習ステップへと進んでいってください。応援しています!
次回は、「損益計算書(P/L)と貸借対照表(B/S)の読み方・作り方がスッキリわかる」について詳しく解説していきます。ぜひ、そちらもご覧ください。
よくある質問(Q&A)
売掛金と未収金は、どちらも「未回収のお金」ですが、何が違うのですか?
主な違いは、その債権が会社の「本業」から生じたかどうかです。売掛金は商品販売やサービス提供といった本業の営業活動から生じる債権です。一方、未収金は、営業用車両の売却や有価証券の売却など、本業以外の単発的な取引から生じる債権を指します。この区別は、会社の経営実態を正確に財務諸表に反映させるために非常に重要です。
買掛金が増えると、会社の資金繰りは苦しくなるのですか?
一概にそうとは言えません。むしろ、短期的には資金繰りに余裕が生まれます。買掛金は「支払いを待ってもらっている状態」の負債なので、その分だけ手元に現金が残ります。ただし、これはあくまで支払いの先延ばしです。売掛金の回収サイクルよりも買掛金の支払いサイクルが極端に短い場合、売上があっても支払いが先に発生し、資金ショートのリスクが高まります。重要なのは、入金と出金のサイクルのバランスを管理することです。
利益が出ているのに、なぜか手元にお金がありません。売掛金や買掛金と関係がありますか?
はい、大いに関係があります。これは「勘定合って銭足らず」という典型的な状態で、売掛金の増加と買掛金の支払タイミングのズレが原因であることが多いです。会計上、売上が計上された時点で利益は発生しますが、その代金(売掛金)がまだ回収できていなければ現金は増えません。その間に買掛金の支払日が到来すると、手元の現金が不足する事態に陥ります。損益計算書上の利益と実際の現金の動きは必ずしも一致しないため、売掛金・買掛金の残高管理を通じた資金繰り管理が不可欠です。
簿記の学習は、ビジネスの共通言語を手にする素晴らしい挑戦です。しかし、合格への鍵は「正しい理解」と「学習の継続」にあります。「独学で壁にぶつかっている」「絶対に一発で合格したい」——そんな方は、プロのノウハウを頼るのが最短の近道です。
スクールによって講義の雰囲気やテキストの図解、サポート体制は驚くほど異なります。まずは気になった2〜3社の資料をまとめて取り寄せて、手元でじっくり比較してみましょう。実際の教材見本や合格体験記を並べてみることで、「ここなら続けられる!」というあなたにぴったりのパートナーが必ず見つかるはずですよ!
資格の学校TAC:圧倒的な実績を誇る「簿記のスタンダード」
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【資格の学校TACの特徴】
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資格の大原:圧倒的分析力で導く「合格の大原」
【長年のノウハウが凝縮されたテキストと「受かる」指導】 「簿記は大原」と称されるほど、テキストのわかりやすさと講師の熱心さには定評があります。受講生のつまずきやすいポイントを熟知しており、丁寧な図解と解説で確実にステップアップ。初学者から経験者まで、一発合格を目指すための環境がすべて揃っています。
【資格の大原の特徴】
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一目でわかる専門性の高いオリジナル教材: 蓄積されたデータをもとに作られたテキストは、視覚的に理解しやすく、要点が整理されているため、復習の効率が劇的に上がります。
講師との距離が近い質問・相談環境: 質問しやすいアットホームな雰囲気と、個別の学習進捗を管理してくれるサポートが充実。疑問を翌日に持ち越さないスピード感が魅力です。
資格スクール大栄:挫折させない「伴走型」の個別指導
【「わからない」を残さない、徹底した受講生フォロー】 全国に多数の教室を展開し、一人ひとりの進捗に合わせた個別最適な指導が特徴です。単なる「講義の提供」にとどまらず、受講生が挫折せずに最後まで走り抜けるためのメンタルサポートやスケジュール管理を重視しています。
【資格スクール大栄の特徴】
通いやすさと学習継続のしやすさ: 仕事帰りや買い物ついでに立ち寄れる通いやすい立地と、集中できる学習スペースが、継続学習を力強く支えます。
専門講師への即時質問・対面相談: 困ったときにすぐ専門講師へ質問できる体制を構築。論点の詰まりをその場で解消できるため、苦手意識を作らずに学習を進められます。
挫折を防止するトータルサポート: 「どのような人でも簿記資格を取得できる」ことを目標に、専任スタッフがモチベーション管理を徹底。学習のブランクがある方でも安心して再開できます。
クレアール:効率を極めた「非常識合格法」
【50年の歴史が証明する、Web通信に特化した最短ルート】 「学習範囲を絞り込み、頻出論点を反復する」という独自の学習法で、驚異的なコストパフォーマンスを実現。忙しい社会人や、費用を抑えて高品質な講義を受けたい方にとって、最も合理的な選択肢の一つです。
【クレアールの特徴】
経験豊富な講師と良質な教材: 50年以上の歴史を支える一流の講師陣と、最新の試験傾向を反映した教材により、通信教育ながら通学に引けを取らない学習体験を提供します。
合理的かつ集中的な「非常識合格法」: 合格に必要なポイントだけに特化したカリキュラム。時間のない受験生でも、最小限の努力で最大限の効果を得られるよう設計されています。
Web通信専門だからこその柔軟な受講環境: PC・スマホ・タブレットでいつでもどこでも視聴可能。倍速再生などを活用し、自分のペースで効率的に学習を回せます。